歯内療法とは、「歯の内部の治療」のことをいいます。
本来の 広い意味の定義では、むし歯の治療をしてセメントなどをつめることも含まれますが、通常は、歯の根の中の管(これを根管といいます)に関した治療を、歯内療法と呼んでいます。
一般には、歯の神経の治療と言われ、歯を支える土台としての根(根管)の処置なので、根管治療(コンカンチリョウ)という治療法を行います。 歯を保存したいという気持ちと、そのための良い方法を探究し続ける努力から生まれたこの『歯内療法(根管治療)』により、 皆さまの歯を更に長生きさせることができます。
※こちらの文章は日本歯内療法学会より抜粋しています。
むし歯が神経にまで達してしまった場合、そのまま放置してしまいますと抜歯となるリスクが高まります。
「根管治療」では、歯の神経を取り除いた後に、歯の根をキレイに洗浄・殺菌することで、歯の維持につなげていきます。
●むし歯の進行により、「歯を抜くしかない」と言われた方
●歯の神経を取ったのに痛みが取れない方、歯ぐきが腫れる方
●歯の根の治療をしているのに、また痛みが出てしまう方
根管治療で一番重要なのは、根管内を無菌状態にし、再度の細菌感染を防ぐことです。
ガッタパーチャーと呼ばれるゴムの様な個体を根の先まで密封することで細菌を遮断します。
加圧根充には、大きく分けて2種類の治療法があります。
●側方加圧根充法
●垂直加圧根充法
側方加圧根充法 | ガッタパーチャーを横から押し、根管へ詰め込む方法です。 比較的簡単ですが、隙間ができやすく複雑な根管(先が枝分かれしていたり、 曲がっていたりするもの)は緊密に充填することは困難です。 |
垂直加圧根充法 | ガッタパーチャーを根の上から下に押して詰める方法です。 難しい治療ですが、根管の隅々まで緊密に充填することが可能です。 |